貞観7年の建立と伝えられ、東京部落の産土神であり、別雷命、健御名方命、天思兼命を祀っています。平安の都を思わせるその名は「鬼女紅葉」の伝説をしのばせてくれます。
本殿は室町時代の建造で、優雅な建築様式が取り入れられています。祭神は猿田彦の命を祀ってあり、天武天皇が白鳳年間に鬼無里に遷都を計画され、その鬼門の守護神として創設されたといわれています。昭和34年国の重要文化財に指定され、国道406号祖山入口から裾花川をわたった祖山部落にあります。
白馬、鬼無里、奥裾花への三分岐近くには京にちなんだ地名が多くあります。東京、西京、加茂神社と共に京の都を思わせるのがこの春日神社で、言い伝えによればこの地に遷都を計画した天武天皇の使者が来村した折りに創建したといわれています。
長野市商工会 戸隠支所