日本百景のひとつ、奥裾花渓谷をせきとめて造られた奥裾花ダムは、高さ59mの重力式コンクリートダムで、治水、上水道、発電の目的を持つ多目的ダムです。奥裾花ダム湖には林道の中路式ローゼ橋としては国内最長の奥裾花大橋が架かり、水面に映る新緑、青空、そして秋の紅葉とあいまってたとえようのない美しさです。
裾花渓谷の清水川に面したところにある間口60m、奥行き20mの大岩くつで、その昔、木曽義仲が越後の四郎追撃の途路この洞くつに兵馬三百を休めたといわれ、また義仲が討死にした後、次男の義重が再挙を企てた跡として知られます。アブキ橋から見おろす景観は奥裾花景勝地の一つに数えられます。
※アブキ橋欠壊により現在行けません。
奥裾花は川が堆積岩の地層を切って流れているために、いたるところに奇岩、怪石が多く見られます。特にこの奇岩千畳岩は、横80m高さ150mの一枚岩という珍しいものです。この付近には表面に蜂の巣のような大小の穴のあいたハチの巣状風化岩(幻夢洞)やサンドパイプ、波跡の化石、海底生物の化石などが多く見られます。
長野市商工会 戸隠支所